デジラポがグランドオープンしました!

2023年9月1日(金)に、小学生~高校生の子どもたちが放課後に利用できる「デジタルステーション デジラポ」が釧路市錦町5丁目3-3三ツ輪ビルにいよいよグランドオープンしました!
同日デジラポの開所式がおこなわれ、地域の企業様や団体様など関係者約80名が参加しました。
弊社常務取締役 中島 秀幸はラポールくしろの監事を務めており、デジラポオープンまでの企画や準備、今後の運営などにも関わりつつ、企業としてはデジタル機器や通信機器の選定・導入・設置などに関わらせていただきました。

 

注目と期待が集まるデジラポ

9月1日はオープン日ということで、多くの子どもたちがゲーミングパソコンやVR体験などを楽しんでいました。たくさんの最新のデジタル機器がそろっていて、親子連れや子ども同士で楽しんでいる声があちこちから聞こえてきます。
デジラポの施設詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

会場内にはたくさんのバルーンアートやぬいぐるみが飾られていました。これは、デジラポを応援してくださる企業様や団体様からの開所祝いのお花に代えて子どもたちが喜ぶものを飾りたいということで用意され、館内を明るく楽しい雰囲気に彩っていました。

 

 

 

多くの方からご支援をいただきながらスタートしたデジラポ。開所式は約80名の参加者が余裕で入るほどの広いイベント会場を使い、ラポールくしろ理事の四宮琴絵氏(株式会社ジョイゾー 取締役COO)の司会進行で始まりました。

デジラポ館長の幸村 仁氏(ラポールくしろ代表理事)から開所の挨拶とともに、デジラポがこれから目指す『誰もがつながる、未来への空間』にむけて取り組みたいデジタル×テクノロジー×キャリア教育による異年齢・異業種の融合についてお話をされていました。

子どもたちのための第三の居場所としてデジラポができることは、放課後のクラブ活動のような気軽さや、施設の利用料無料や送迎バス活用などで保護者の負担を減らすこと、大学生や高専生のメンターによる寄り添い支援などです。今後はさらに可能性が広がっていくことを期待しており、学校の部活動が地域へ移行することや、eスポーツクラブの本格始動、デジタル人材育成や子ども会社を設立することも視野に入れた起業家育成などにもかかわっていきたいと考えています。

さらにデジラポを通して釧路全体の発展につながることを期待しており、今後も釧路の企業や団体の支援や協力が必要であり、地域全体でかかわっていくことが大切であるとお話しされていました。

 

 

子どもの成長と釧路の発展に向けて

開所式では、来賓お二方から開所の喜びと今後の期待を込めた祝辞を述べられました。

 

総務省北海道総合通信局 情報通信部長 長尾友夫氏からは、以前より総務省が全国で実施していた「地域ICTクラブ」(ICT=情報通信技術。パソコンやタブレットやデジタル教材を用いた学習指導など)が、釧路においても子ども達がICTに関心をもって学ぶ機会をつくるなどの取組みを実施してきたことに触れ、そこからデジラポのような素晴らしい施設ができたことに喜びと感謝の言葉を述べられました。

釧路市長 蛯名大也氏からは、デジラポ運営にかかわる方々への激励とともに、地域にとって子どもは宝であり、子どもたちがどのように感じながら育っていくのかを地域全体で見守ることが必要であることをお話しされました。これからも熱意や思いをもって活動していくことでさらに多くの人や企業団体などから応援やバックアップをもらい、新たな展開につながっていくことへの期待の言葉をかけられました。

 

 

次に、デジラポ開設にむけて助成やサポートをしてくださった日本財団公益事業部 子ども支援チーム チームリーダー金子知史氏より、事業についてのご説明がありました。

「子ども第三の居場所」事業とは、すべての子どもたちが未来への希望をもち、安心して過ごせるような場所を全国に広げていき、みんなで子どもを見守り育てる社会をつくりたいという趣旨から、基本的な生活習慣を身につけるところから始まり、自己肯定感をあげることや社会へ関わる力をつけること、学習支援による能力向上などを目指しています。金子氏からは、これからも子ども達を育てていくことに地域全体でかかわって、デジラポをよりよい居場所となるように目指してほしいという願いを述べられました。

   

最後に開所記念講演として、デジラポ開設にあたり参考にした石川県金沢市にある「ミミミラボ」を運営する三谷産業株式会社 参与 梶谷忠博氏が、ミミミラボの開設からこれまでの活動についてお話をしていただきました。
最新デジタル機器の導入やメンター制度など、ミミミラボの素晴らしいところを参考にしてデジラポがつくられていきました。

ミミミラボに通う子ども達はスタッフが教えなくても自分たちで学び研究をかさね、なんと昨年度のロボットプログラミング大会で石川県1位を獲得したそうです!自由に楽しみながら自ら目標を掲げチャレンジする姿を間近で見ることができて、感慨深く感じたとお話しされていました。
今後もミミミラボとデジラポが成果を共有して協力しあうことで、よりよいコラボができることを期待しているとの言葉をいただきました。

 

以上で開所式は終了となり、その後は施設内を見学したり、参加者がドローン体験をしたりとデジラポの魅力をさらに知ってもらうための時間を過ごしました。

 

 

おわりに

デジラポを運営するラポールくしろの理事や監事の皆さんは、長い年月をかけ、たくさんの苦労や課題を乗り越えて無事に9月1日の開所を迎えることができました。

たくさんの子ども達や保護者から支持され、地元だけじゃなく道外企業からもご支援を受け、釧路の街をより良くするために市長や市議会議員さんたちが多く参加してくださり、本当に多くの方々からの多大なる期待を受けてデジラポはスタートすることができました。
オープン初日から、すでに子どもたちの未来のため、釧路の発展のために必要とされる場所となりつつあることを実感しています。

これからも弊社サンエス・マネジメント・システムスはデジタル機器の設置管理だけではなく、デジラポを通して社会貢献や地域貢献などにも積極的にかかわってまいりたいと思っています!

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