一般社団法人釧路地域DX推進協会が発足しました!

2023年6月2日(金)、一般社団法人釧路地域DX推進協会の設立総会と記念セミナーが『港まちベース946BANYA(クシロバンヤ)』(釧路市錦町2丁目4 釧路フィッシャーマンズワーフMOO2階)にて開催されました。

この度、株式会社サンエス・マネジメント・システムス常務取締役の中島 秀幸が当協会の会長に就任し、釧路地域におけるDX推進リーダーを務めることになりました。
総会とセミナーには約50名もの会員が一同に集まり、これからの釧路地域における企業のDX支援やデジタル人材育成についての課題や今後の取り組みなどを共有し、前身である釧路ITクラスター推進協会からさらに発展していくため新たなスタートを切りました。

    

 

釧路地域DX推進協会の取り組みについて

前身である釧路ITクラスター推進協会は2005年に設立され、「企業間相互連携によるビジネスチャンスの拡大と地域産業の再生・創出」を理念として、18年間地元企業の会員とともに様々な事業に取り組んできました。

この度釧路ITクラスター推進協会は発展的解散をして、地域のDX推進を『産学官金連携』でより効果的にすすめていくため、法人化して再出発することになりました。産学官金連携とは、企業(産)・教育機関(学)・官公庁(官)・金融機関(金)のことであり、これからはそれぞれの強みを活かし、お互いに補強しあうような協力体制をとり、様々な地域課題解決に取り組んでいきます。

DX推進事業のひとつである「地域DXモデル形成事業」は、様々な経営課題を持つ企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を産学官金のそれぞれ専門家のチームにより伴走型で支援する事業で、今年度は2~3件の企業支援を予定しています。釧路地域にはまだまだアナログ企業も多く、DXの初歩的な取り組みによって企業が少しでも変革していくことが地域活性化や地方創生につながると考えています。

ほかにも各種イベントの企画開催、セミナーや展示会の開催、地域で活動する団体や企業と連携をはかるなど、事業を通して地域貢献をしていきたいと考えています。

右から(敬称略)
会長:中島 秀幸 (株式会社サンエス・マネジメント・システムス)
理事:秋葉 孝範 (株式会社マルエイ六峰社)
理事:長谷川 崇 (株式会社ポータス)
理事:飯塚 満 (株式会社エイチ・シー・シー)
監事:佐藤 貴行(株式会社アクティス)

 

セミナーや事例で情報交換

当日は記念セミナーとして、一般社団法人北海道IT推進協会会長 入澤 拓也氏による基調講演会と、株式会社釧路製作所 代表取締役社長 羽刕 洋氏による事例紹介発表がおこなわれました。お二方ともに非常にお話がわかりやすく、大変興味深い内容で引き込まれました。

入澤氏はエコモット株式会社(札幌市)の代表取締役で、モノをインターネットにつなぐIoT ( Internet of Things )をビジネスに活用できるように企業導入をすすめる事業をしており、自社製品やアプリなども開発しています。その他にも一般社団法人さっぽろイノベーションラボの理事として地域創生のための活動支援をしながら、札幌市役所のデジタル推進事業に携わるなど幅広く活躍されています。

入澤氏の講演では、これまで多くの企業とかかわってきて感じた「社内変革が進みやすい企業の特徴」や「企業へのデジタル導入事例」「IoT導入のメリット」「将来ITコーディネーターに求められること」などについて具体的にわかりやすくお話ししていただきました。

 

次に、株式会社釧路製作所社長 羽刕 洋氏による地域のDX事例紹介をお話していただきました。

釧路製作所は製造・建設業であるため、生産性向上のためにデジタル化導入を積極的に進めています。羽刕氏によると、現在、建設業界は非常に厳しい状況にあり、世の中のデジタル化が進んでいくことで働き方も変わりつつあること、若者の製造業・建設業離れが進んでいることなど、会社の発展と存続のためには更なる成長と挑戦がもとめられています。

羽刕氏が実際に社内導入した「ビジネスチャットLINE WORKS」の活用事例では、これまで以上にスムーズに情報共有ができるようになり、生産性の向上、社員の安全管理、業務改善などが実現しています。DXを進めるためには業務内容を見直すことが重要であり、業務を細分化してデジタルで代用できることがあれば変えていくこと、そうすることで作業工程が減り、作業効率も上がることが期待できるということもお話しいただきました。

 

交流会は和やかに楽しみました

総会とセミナーが無事終了となり、参加者みなさんで交流会を楽しみました。

場所は引き続き946BANYAさんで、お料理はMOO 2階の港の屋台にある「ブぅ~」さんにてご用意いただきました。お寿司やザンギ、サラダ、刺身、やきそばなど美味しい料理がたくさん!交流会の場で初めましてのご挨拶をしたり、テーブルを移動しながらいろんな方とおしゃべりをしたり、お酒を飲みながら和やかに楽しく過ごしました。
会の後半では、今年度新しく会員になった方々のご挨拶や、中島会長が副会長をつとめる「北海道ITコーディネータ協議会」の会長 市村 淳一氏のご挨拶を頂きました。

  

 

総会を終えて

2023年6月から新たに発足した「一般社団法人 釧路地域DX推進協会」は、企業のデジタル実用化の機会を増やしていくことや、人材育成など、釧路地域にとってまだまだ難しい課題がたくさんあります。

しかしながら今回の総会やセミナーに参加されている方々の姿勢や意気込みを見て、産学官金連携でともに協力しあって取り組み、釧路の更なる発展が期待できるのでは、と感じました。
これからの釧路地域DX推進協会による支援活動を応援しながら見守っていきたいと思います。