ひがし北海道地域経済・金融フォーラムに参加しました!

2023 年 11 月 11 日(土)に釧路公立大学(釧路市芦野 4-1-1)主催でおこなわれた「第3回 ひがし北海道地域経済・金融フォーラム」に参加させていただきました。

このフォーラムは 1999 年に大学内に設立された地域経済研究センターが開催しており、地域経済や金融にかかわる職種の方や、地域課題などに関心がある学生や一般の方との交流の場や、関係構築のプラットフォーム作りを目的として毎年開催されています。

釧路公立大学は、弊社が幹事会委員を務める釧路地域 DX 推進協会に協力団体(特別会員)として参加しています。釧路・道東地域における地域課題解決にむけて様々な取り組みを実施しており、IT 関連やデジタル化に関しても大きな関心を寄せています。

弊社は、今回のひがし北海道地域経済・金融フォーラムの第3部公立大生による「ひがし北海道地域の地域活性化」をテーマとした研究発表を聞かせていただきました。

 

  

 

公立大生の調査力と分析力がすごい!

今回のフォーラムでの学生発表は、「ひがし北海道地域の地域活性化」がテーマです。
同じゼミを受けている仲間や地域金融研究会メンバーで数人のグループをつくり、それぞれの視点で地域の課題を掘り下げ、データ分析や現地取材で考察をして、課題に対する提案や結論をまとめたものを発表します。

各チームの発表時間は10分で、質疑応答タイムが 5 分。他のチームや教授、一般参加者がたくさん聞いているなかで発表するのは緊張すると思いますが、学生の皆さんはとても堂々としていて、頼もしく感じました。

 

学生の皆さんの発表は、伝えたいことを10分にきちんとまとめられていて、発表用の資料作りもしっかりされていて驚きました。
写真を多く使ってわかりやすく、文字は大きく簡潔に、グラフや表を効果的に使って、地域を活性化するにはどうしたら良いかという難しいテーマを、私のような一般人にもわかる言葉を使って説明してくれていました。

質疑応答では、発表内容に関する疑問点などを参加者から直接聞くことができます。
質問にその場で答えるという学生さんたちには非常に緊張してしまうような時間ですが、率先して回答するメンバーがいたり、仲間同士で助け合って回答したりと、各グループのチームワークの良さを感じられる場面が多くみられました。

釧路・道東地区の課題にむけて

今回の発表のテーマは、地域活性化。
それは釧路だけではなく道東地区全体の課題でもあります。
学生の皆さんの発表内容は各チームがそれぞれの地域課題や社会的課題を提示しているのですが、各チームの個性が出ていてとても面白かったです。

今回のテーマは以下の通りです。

・釧路地域の酪農問題 ・釧路中心部の活性化案 ・釧路管内の医療介護問題 ・釧路近郊の観光スポットの必要性・ふるさと納税と人口減少の関係性 ・地域通貨導入への期待 ・昆布漁の経済的価値について ・川湯・弟子屈地区の課題

 

 

 

誰もが一度は見聞きしたことのある身近なテーマではありますが、私たち一般住民はなかなかここまで深く研究や考察を重ねていくことはできないので、とても興味深く聞かせていただきました。

弊社においては、地域通貨導入やふるさと納税はインターネット環境整備が必要とされるので今後の動向に注目したいですし、道の駅の Wi-Fi 設置事業もおこなっているので観光スポット増加にも関心を高めていきたいと感じました。

今回のフォーラムのように、有識者の方や政治経済を学ぶ学生さんたちと一般の方が交流できる場所があることで、自分が住んでいる地域の課題について向き合って考えることができ、普段感じている思いや意見を交わすことができます。
ご興味ある方はぜひフォーラムやセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。

釧路公立大学地域経済研究センターでは、定期的に日本各地の有識者を招いてフォーラムやセミナーを開催しています。
詳しくはこちらでご確認ください。(釧路公立大学 地域経済研究センターのホームページ

 

Follow me!